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2007.06.27

【Respect MZ-700】 書き始め

MZ-700と聞いて、これを書いている2007年現在、どれほどの人が「おっ!」という反応を示すのか分からない。でも、少なくとも30才以上の方達のなかには、「懐かしいなー」って思う人がいるでしょう。私もそんな一人です。

自分の人生のかなり初期の段階で、私はこのMZ-700に影響を受けている。親父が仕事用に購入してきたMZ-731(専用カセット&プロッタプリンタ内臓)のおかげで、現在もソフトウェア開発の仕事に従事している。実際のところ、それ以前のこれまた親父が持っていたポケコン(これも知らない人多いやろね)にも影響を受けているとおもうけど、やっぱりMZ-700の影響が一番大きいとおもう。しかし、実は親父に影響を受けたに過ぎないのかもしれない。

ちょうど自分の息子が、当時MZ-700と出会ったころの自分と同じくらいの歳。当時のあの高揚感は忘れられない。でも最近そんな新しくって不思議なものとの出会いに興奮するということが、めっきり減ったかというとそんなことは無くて、パソコンと出会った後も、音楽や、料理や、プラモデルや、自転車や、海、、、本当にいろんなことに、傾倒して、継続して、また、飽きちゃったりしながら、現在に至っている。だけど、ここではその中でもかなり長期間にわたって自分に影響し続けているMZ-700を中心に、当時の8ビットPC達に敬意を表して、思い出せる限りの事を、順不同かもしれないけど、ちょっとあいまいかもしれないけれど、極端に不定期かもしれないけれども、いろいろ書いていこうと思う。

「MZ-700?なんだそりゃ?」っていうひとの為にちょっとだけ紹介しますと、MZ-700というのは、いまや液晶で有名なシャープ社から1980年ごろに販売されていた8ビットのパソコンです。

Mz700winwonderhouse

右の画像はWindowsで動くエミューレータです。MZ700Winといって、「MZ-700 Emulator MZ700WIN For Windows9x/Me/NT/2000」から入手できます。ある程度知識のある人でないと動かせないかもしれないけど、イメージを持ってもらうために画像を載せておきます。この画像の青い部分が、MZ-700の画面です。解像度は320×200ドットでしたが、ドット単位での絵は描けませんでした。基本的に全て文字で表現します。キャラグラといいまして、今でいうアスキーアート(AA)の原典といえるかもしれません。今では「キャラグラだからこそMZ-700を愛せた」と私は言い切りますが、当時はこれが悔しくて悔しくてね。文字単位では前景色背景色で8色表現可能でしたので、ハッチパターンのような文字によるディザリングで、中間色を表現していました。ただ、この画像で動いているソフト(タスクフォーツ高知のWonderHouseです)は、下位互換を保ったモノクロのソフトで、この青背景の白文字がMZ-700ユーザーにとってこの上なく懐かしい画像だと思います。どうです?お父さん、懐かしいでしょう。


2007年現在普通に手に入るパソコンは32ビット(既に時代は64ビット?)ですが、当時を知らない人にはやっぱり8ビットPCはどんなものか想像できないでしょうから、「同じパソコンでもどれくらい違うのか」という点で、説明しておきたいとおもいます。32ビットに対して8ビットというのは、いちどに扱える情報量が4分の1ということなのですが、イメージ的に説明すれば、8桁の四則演算が暗算できる人と、32桁(!)の四則演算の暗算ができる人の差ということになります。

総合的にはさらに大きな性能差があるはずです。たとえば、実装されているメモリに関しては、当時の8ビットPCではたいていV-RAMを除いてROMとRAMをあわせて64キロバイトでした。メガではありません、キロです。現在のPCが最低でも512Mバイトのメモリを持っているとすると当時の8ビットのPCは約8,000分の1のメモリしか持っていないことになりますね。これは、前に習って説明すれば、記憶力に関連する性能差であって、64件の電話番号を暗記している人に対して、51万2千件(!)の電話番号を暗記している人との差に相当します。(ちょっと想像しがたいですね)

8ビットのPCではこの64キロバイトのメモリ内にほぼ全ての機能を詰め込んで動作していました。64キロバイトというのは6万4千バイトのことですが、正確には65,536バイトです。安価なデジカメで写真を撮った時のJPGのイメージデータファイル1枚が(撮影モードによって一概には言えませんが)この10倍くらいのデータ量を持っています。要するに、現在のデジカメでとった写真一枚を記憶させるために、当時の8ビットPCが10台くらいは必要ということですね。

余談ですが、MZシリーズでは64キロバイト全てがRAMとして実装されており、クリーンコンピュータといって、他のメーカーのものには無い特徴が売りのひとつでした。これは当時からでもマニアックであったのかもしれませんが、先進的な考え方だったのだと思っています。その証拠にわずか数年後の16ビットのPCではこれが当たり前になるのです。しかし、8ビット機全盛の時代はそうではありませんでした。シャープのMZシリーズは電源入れただけでは基本的にただの箱でした。

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