朝7時前に実家を出て、「南光坊るり寺」を目指す。佐用町の北端に位置する船越山にあるお寺です。南光坊は旧町名の南光町の町名の由来です。奈良時代の超有名なお坊さん行基さんが開いたらしい。行基さん、ワシが住んでる明石は江井ヶ島の名付け親だったし、関西方面でええ仕事してます。
実家からるり寺までは千種川を上流へ北上する。中安(なかやす)地区から徳久(とくさ)地区へ入り、太田井橋から県道53号線を走る。ずっと川沿い。
中国縦貫自動車道と立体交差。こういうのがあると撮影しやすい。
電線は邪魔なんだなぁ。でも無いと電気来ないし。。。
下三河の三差路で、53号線は山崎方面へ向かうためここからは県道72号線を走ることになる。この辺でふと、川との間にもうひとつ広い道があるのに気付く。昔と道が違ってるよ。尾崎病院(地元しか分からんね)過ぎたあたりでその道に合流して、三叉路になってる。それらしいほうへ道をえらんだけど「ホントにこの道で合ってるのかな?」とちょっと不安。とにかくどこへ行くにも千種川沿いなのだから間違えようはないのだけれども、そこはそれ、ワシは突出した方向音痴野郎なので、一旦不安感にさいなまれると、気が気ではないのだ。
千種川。上流に近づくほど岩が多くなってくる。(まだ序の口)
しばらく北上すると目に飛び込んできたのは、この道は「佐用町上三河」だぜの標識。「???」混乱するワシ。「るり寺は佐用町じゃないぞ南光町だぞ。やっぱ道を間違えていたのか。ダメだなぁワシ。」と引き返す。引き返すとちょっとした下りでスピードが出て気持ちいい。頭が冷える。
引き返してしばらく後、十分に頭冷やされた頃「ちゃうちゃう、市町村合併で南光町は佐用町になっただよ。さっきの道でよいのだ!」。あひゃー、またまたやっちまった。そういや、標識にも「上三河」って書いてあった。上三河つったら旧南光町だべ。
ま、そんなこんなでるり寺に到着。本堂へは門から1km程参道を登る。斜度6%程度ですかな。さらに上にあるモンキーパーク(人間が檻に入って猿を見る場所)へはいかないよ。子供の頃、ここの猿に、ワシの大切なベビースターラーメンを取り上げられて泣きべそかいたという悲しい思い出があるのだ。それ以来、何があろうと、ワシはここの猿を許さない。
るり寺到着。ここまで18kmくらい。本堂はまだ上。
かなりボロボロになってる門。門を迂回して自動車で登れる。
お寺の本堂の真下に到着。門からは1km程。
モンキーパークはまだ上。コラ!ワシのベビースターラーメン返せ!
あの上が本堂。冬は雪深いところですよ。
Priest Gyoki ってちょっとかっちょいい。スターウォーズな感じ。
本堂です。千手観音があるらしい。見たことないけど。
お待ちかね、ローアングルw。
まだ8時前だったのでだぁれもいませんが、山深くて、天狗でも出そうな場所です。凛とした空気の心地良いいい場所ですよ。(サル以外はw)
木がでかいの。
でかい絵馬も有名だったかな。変にアニメチックだな。
るり寺を後にして、来た道を引き返す。ここまである程度上っているので帰りはやっぱり楽ちんです。下りは気持ちいい。ますます坂登り(下り?)が好きになった。
なんか広いです。似たような風景ばっかりですが。。。
中国縦貫自動車道との立体交差を逆方面(北)から。
帰りに徳久地区の若鮎ランドというところへちょっと寄り道。球場で地元の野球少年達がしごかれてたよ。はは、「声出せこらー」なんて怒鳴られて「はいっ!」って答える声がまだまだ小さいぜ。しかし立派な球場だ。今の子たちは恵まれてるなぁ。ちょっとうらやましくなったけど、逆にかわいそうな面もある。今の子供らは学校にプールが整備されてるから、良い川があるのに、あまり川に入らせてもらえないらしい。ワシなんか小学生の頃は、夏休み中ほとんど毎日川で泳いでたがなぁ。近所の人が順番に監視員をしてくれて。唇真っ青にしながらね。プールと川は別モノだよ。プールにゃ鮎やフナやナマズはいない。
ま、そんなことを思いながら、野球少年たちを尻目に少し山沿いの道をぶらぶら走ってみると、かなり見ごろなヒマワリ畑を発見。佐用町(旧南光町)といえば何年か前からヒマワリ畑やひまわり祭りがちょっとだけ有名なのだが、7月で終わってると思ってた。どうも聞くところによると、今年は同じ地区でも畑ごとに時期をずらして咲かせてるようです。るり寺への道中にもちょくちょくヒマワリが咲いてた。早速近くへ行って撮影するが、なかなかヒマワリがたくさん咲いてる絵ってのは撮影が難しい。一本だけ選ぶと撮りやすいのだが。
ミツバチがワッセワッセと働いてる。
こんだけあるとちょっと怖い風景にも見える。トリフィドを連想?
きれいだなぁ。今にも動き出しそうw。トリフィドが。。。
ほら、隣は枯れてる。
これ!っちゅう構図がわかんなくて、いっぱい写真撮りましたよ。
るり寺は、地元にいた時でもそんなに頻繁に訪れるところではなかったけど、行ってみると心が洗われる気がします。密教のお寺なのでそういう雰囲気がありありだからかな。そんで、えらい山の中なのに「船越山」とはちょっとミステリアスな気もしますね。空飛ぶ船が飛んでそうだ。昔は千種川の水流が多くて、まだここから先の千種高原まで船で行き来してたのでしょうかね。(山の向こう側には「海内」って集落もありますわ。)
ひまわりは思いつきで偶然出会いましたが、若鮎ランド周辺が一番の見ごろでした。ほかの地区のは咲いてるけど、いまいちパッとしない感じ。同じ地区でも時期をずらして咲かせるのは良いアイディアだと思うな。いままで、まともに見たこと無かったからねぇ。
走行距離: 40.65km
走行時間: 1:43'42
平均速度: 23.52km/h
るり寺への道です。
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