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2008.12.03

今まで通り、みんないっしょ。

今、書きはじめておきたいことがあります。実際のところ公開しておく必要もあまり無いのですが、ワタシ自身は非常に怠惰な人間でして、他にこういったことを書き残しておける場所も持ちません。心の準備ができあがっている本人としては、あまり重たい話のつもりはなく、ただ単に記録としてさらっと書いておきたいのですが、人によっては重苦しく感じられるかもしれませんので、最初に断っておきます。本質的には単なる育児日記のようなものですね。


来年春から息子2号は幼稚園へ行くことになります。先日は幼稚園で健康診断がありました。ところが、昨日になって幼稚園の園長先生から自宅に電話があり、「一度健康相談を受けてみてはいかがか?」とのこと。健康診断のわずかな時間で、たくさんの子供達に混じっているうちの子の特性を見抜くとはさすがだなと。別に隠しているわけではないが、嫁も舌を巻いていた。

医者ではないのではっきりしたことは言えませんが、次男には、軽度の自閉症を疑っております。発達障害というのかもしれない。昨年くらいから「?」と思うことがあり、予感はありました。しかし、こればっかりは悩んでみても仕方のない事で、心の準備期間中みたいなものだったかな?ただ、嫁さんがどう反応するか不安でしたので、今まで、あまり表だって話題にはしませんでしたし受診もすすめませんでした。

しかし、昨夜、嫁からこの件を聞いたとき、夫婦ともども、互いに「そらそうやな、この子、幼稚園に行くには、おそらく補助が必要やな」という非常にほがらか(?)な雰囲気になりまして。おそらく彼女も心の準備はできていて、園長先生からのご丁寧な指摘とご指導により、安心感をもったのではないかと。当事者以外には理解しにくいことかもしれませんが、ワタシも同じ心境でした。

ただ、彼女が「育て方が良くなかったかな。。。」と呟いていたので、それはきっぱりと否定。自閉症は「(原因不明の)先天的な障害」であって、後天的に(生活環境などに左右されて)発症する「病気」ではありません。日々の関わり方が影響するわけはないのです。完全治癒は無理かと思いますが、一次的に命に危険が伴うものではありません。自立して社会生活になじむためには早い時期からの訓練が必要かもしれませんが、今のところは幼児としての日常生活に支障はありません。多少、周囲に迷惑をかけることがありますけど、それは誰しも同じことですよね。

ワタシ自身、いままでモヤモヤしていたのがスッキリした感がありまして、「もう一人でモヤモヤしなくてよくなった」と安心しました。実は今まで、真正面から対峙することを避けていたかもしれません。だからモヤモヤしていたのでしょう。正面から向き合うことで、息子2号のことを今まで以上に理解できるかもしれないなとも思いましたから。

次男は、歩くのも言葉も遅かった。今でも単語三つ以上を助詞でつなげて文章を作るのが苦手です。「僕はパンを食べたい」は苦手。「僕(は)、食べたい」もしくは「パン(を)、食べたい」になります。こちらの言っていることのほとんどは理解できるようだけど、周囲へ言葉で意志を伝えるのが下手。上手く伝わらない時は怒りだしたりもしますが、普段はバカなことやってげらげら笑ってる方が多い。数字や文字は未就学児としては十分すぎるほどに覚えています。平仮名、カタカナ、アルファベットの読み書きが可能。数字にはかなり執着があって(実はこの執着に自閉症を疑ったのですが)、読み書きは勿論ですが、100まで簡単に数えられる。気分のいい時は鼻歌歌ってニコニコしています。夜空を見るのも大好きです。最近はお絵描きにはまっていまして、「パパのかっこいい自転車」を依頼すれば、ちゃーんと赤色で書いてくれる。ハンドルは上に伸びてるけど(笑)。ま、細かいことです。

言語や生活の面では4年半で2歳~3歳くらいまでは成長したって感じ。成長が止まっているわけではなくて、標準の半分くらいのゆっくりペースで成長しているように思えます。そういう意味では皆さんからよく言われる「一番かわいい時期」が人の倍あるっていう考え方もできますね。ま、学校へ行きだすとそうも言ってられないでしょうけど。。。

社会に出始めると、いろんな状況において「この子自身が傷つくことがありはしないか?」と考えたりする。そして「守ってやらなくては!フンガー」とイキッテみたり、切ない気持ちになってうつろな表情を浮かべてみたり。。。しかし、よくよく考えてみれば、そんなの自閉症児の親特有のものではなくて、全ての親が我が子を思う親心。当たり前の感情ですね。最近、すこし情緒不安定気味だったかもしれないけれど、こう思うことでなんとなく落ち着く。

一方、三人の子供を産んだそれぞれの瞬間の喜びを「男にゃわかんないわよ~」といまだに自慢げに話す嫁はやはり頼もしいなと。


ここにこれを書いているのは「すっきり感から勢いあまって」というのもありますけど、「うちの家庭にとってこれはタブーではないですよ」って表明です。こういう障害ってのはタブー視されやすくて「知ってるのに知らないそぶり」や「触れないように、触れないように」っていう態度が、逆に当事者側を困らせる場合があるように思うのです。当然、他のプライベートなことと同様に、冷やかし半分や興味本位で触れられたくはありませんから、単に「コソコソしないよ、堂々と社会に出ていきますよ」って表明でしょうか。

一般的に障害を持つ人との関わり方がわからず、戸惑ってしまうのは理解してます。全盲の人が杖を持って歩いていらして、ちょうどよいサポートができる人は何人もいませんよね。若い頃、出来立てホヤホヤのプロップステーションで、ほんの少しだけの期間、チャレンジド(障害者)へパソコンの指導(当時はMS-DOSだった)をしたことがあったのだけれど、最初はどうしてよいかわからなかったもの。

当時からナミねぇはパワフルでした。細かい点は忘れてしまったんだけど、何か非常に重要で普遍的なことを直接教わった気がします。ものすごく深い意味で「みんな一緒なのだ」と思えるなら、だれとでも自然にかかわれるよって事だったかな?

以来、プロップとはすこし解釈が違うかもしれないけど、ワタシは「誰しもチャレンジドである」と思ってる。みんな生まれながらに個性をもっていて、広い意味での能力には先天的にも後天的にも差が出ますよね。そういう意味で障害者と健常者を明確に分ける線なんて無くて、本当はすべて連続しているのです。本来は「支援が必要な人には支援をしてあげましょうよ、お互いに」ってことなのよね。本質的には健常者なんていない。みんなそれなりに他人に頼って生きてんだってことで「みんな一緒」


。。。とか話が横道にそれながら、堅苦しくもエラそうに長々と書いているわけですが、現実はこれを忘れて、怒ったり、困ったり、悩んだりする日常なわけで。書くことで再認識したり。ま、それもまた人生。

とにかく、親としてまだまだ勉強しなくてはならないことがたくさんあって、どれくらいの頻度か分かんないけど、自身で勉強したことや、成長の記録をここに書いて残しておこうかなと。ぜーんぜん書かないかもしれませんし。まったく不安が無いわけではないですが、少なくとも書くことで落ち着くことができるから。

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コメント

 こんばんわ。私以前レーシング7をお買い上げ頂いた者です。あれから楽しく拝見させて頂いております。

私も自閉症の方と縁がある職業でして、色々ありますがこれだけ前向きに考えていらっしゃる方には久々にお会いできました!これも個性なんですよね。。
凄い偉そうに書かせてもらっちゃいましたが、筆を取らずにはいられませんでした。文章見てて泣けてしまいました。お子さんは幸せだと思います。むしろそういう会話が出来る家族って最高の宝だと思って止みません。

884さん、その節はどうも!
アツいホイール!大切にしております。実は一度転倒してビビりましたけど(笑)。

そうですか、福祉関係のお仕事でしょうか。しかし、これって「縁」と言って良いのだと思いますが、とっても面白いものですね。インターネット万歳ですね。でも泣かないで(笑)。

「前向き」とお褒めいただき嬉しいです!いろんな要因が重なって、現在は上手く「自然に前向き」になれていると思います。現実逃避の期間もありましたけどね。。。
またいろいろと経過とか書いていきますので、よろしくです。
あ、自転車も楽しんでいきましょね!

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