重力ピエロ
重力ピエロ (新潮文庫) - 伊坂幸太郎
登場人物が多くないからか、すっきりしてる印象。
伊坂幸太郎さんて、複雑に張り巡らされる伏線が特徴だと思うが、この本についてはかなりシンプルだと思う。
放火、グラフィティアートの謎については半分くらい読んだ時点で気がついたかな。「あっと驚く謎解き」を魅せる本ではなく、「罪」とか「罰」とか「生」とか「死」について自然に考えさせられる内容。だから、あえて、かなり易しいヒントを出してくれてるのだろう。
読後感は非常にさわやか。でも、扱われているのはそれなりに深刻なテーマ。
↓こちらDVD。
こちら、映画のphoto bookとやら。いろいろあるんだなぁ。
« タイヤ | トップページ | 次男幼稚園九十一日目 »
「本」カテゴリの記事
- Pythonで人工生命(ALife)を実装し理論を学べるオライリー本(7月28日発売)(2018.07.08)
- 夢まぼろしの如くなり、滅せぬもののあるべきか(2018.05.29)
- 読書感想: あるがままに自閉症です~東田直樹の見つめる世界~(2017.08.23)
- 「ジャイロスコープ」伊坂幸太郎(2015.11.01)
- 「旅のラゴス」筒井康隆(2015.10.28)
« タイヤ | トップページ | 次男幼稚園九十一日目 »
コメント