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2009.12.02

次男幼稚園百十八日目

一年経った。昨年の12月2日、幼稚園で入園前の健康診断みたいなのがあって、園長先生に発達障害の可能性を指摘されてから一年。自分はその時点で「もやもや」が吹っ切れたのだが、実は嫁は受け入れ難かったらしい。

漠然とした不安はあったし簡単に取り除けたわけではない。今でも少しぼんやりとした不安というのはある。一年前は、夜中に急に落ち込んでみたり、帰宅途中、地下街を歩いてて急に悲しくなったり。でも、冷静になると、ネガティブになる自分に少し驚いたりもした。

この一年、発達障害について学習しながら、次男の特性を観察し、分析し、彼が家庭内でなるべく混乱しない環境を作ってきたつもり。まだ不完全だとは思うけど、昨年の今頃に比べるとすべてが変わったような気もしている。

例えば、してはならないことを注意するとき、一般には言葉に多くの情報を載せるはずだが、彼は注意対象以外の音や言葉は聞き流している節がある。外的な要因によって注意対象をあまりそらさないのです。だから、きちんと正対して目をあわせて話すとかが必要なのですが、しかし物理的に強制されると嫌がるから、どうにかして彼の注意をこちらに向けさせなくてはならないとか。

また、注意の内容も「それしちゃダメ!」ではなくて「こうすれば良い」と教える方向。つまり、注意ではなく指導かな。たいていの場合、やりたいけどできないことを、無理にやろうとするから、無茶な(時にはとんでもない)やり方になったりして叱られるわけ。基本的に彼には悪意がないから、やりたかったことが何なのかを把握してやり、最善のやり方を教えてあげるようにしている。

実際のところ、これはかなり難しかった。人には少なからずエゴがあって、親が子に対するときでもゼロではないと思う。しかし、エゴは完全に捨てなくてはならないってこと。全てが彼のためなのだ。たとえば「そうじゃないんだ!」って思いをぶつけたい場合でも、それが自分のエゴであるなら、無言で立ち去る。必死の表情で訴えても、その意味を推測できないのが彼の障害。冷静に立ち去って頭を冷やして再び登場って感じ。最近では家族全員が短時間でもこんな「エゴを捨てる」ことができるようになっているが、以前は兄や姉が次男とよく喧嘩していた。ま、彼らもまだ子供なので仕方が無いところもある。

偉そうに書いているが、いつでもすべてがうまく行くものではない。彼自身も成長しているから今年の夏以降はパニックになるケースが少なくなったようには思うがでもたまには泣き叫ぶ時がある。直後に親はうなだれて反省。ま、これの繰り返しだ。

これらは小手先のテクニックではない。障害の特性や彼の行動をロジカルに理解し、試行錯誤の上での産物。その代わりというかだからこそ、他のお子様に対して有効だとは限らない。人それぞれ、障害もそれぞれ違いがあるから。

しかし、「保護者側のエゴイズムを捨てる」という点は一般的に適用できるのかなと思う。これはかなり難しいことですけど、本来は本能的なものなのだとも思うから不可能じゃない。大げさな言い方だけど、無償の愛というのはこれにあたるのではないかと今思った。でも、「仕事と割りきって対処する」のとも似ている気もしたりするね。なんだかわからないが、そんな12月2日であった。

次男は次男でこの一年、目覚しく成長した。少し言葉がつながるようになったし、音楽の演奏も上手にできることが判明。幼稚園で先生やお友達からたくさんのことを教えてもらってがんばっているんだろう。親は、その姿に刺激され、驚き、喜び、元気を貰い、感心させられ、泣き笑いの毎日。次の一年がまた楽しみでもある年末。12月2日はかなりうちの家族として記念日的扱いになるかもしれない。

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