自閉症だからって普通です
次男の希望により、朝から西二見(にしふたみ)のイトーヨーカドーへ。目的は三階のゲームコーナーだが、次男の中では行動パターンが決まっている。
入店と同時にアンパンマンのカートを見つけて乗りこむ。しかし、本人にとって想定外だったのは、体の成長。サイズ的に座るのが無理っぽ、、、いやいや、しばしの試行錯誤の後、ベストルートを見つけたようで、上手に運転席に収まって詰まっていた。一人すし詰め状態完成w。はよ押してくれとせかすせかす。
しかし、近い将来、この大好きなカートに乗れなくなる日が来るだろう。突然その日が訪れたときのパニックは想像するだけで恐ろしい。そろそろ「大きくなったからもう乗れなくなるねー」てな予告をしていかなければと思い、それとなく言ってみた。彼は、一旦カートから降り、しばしカートを見つめて考えて、「いや、まだ乗れる」てな雰囲気で堂々と再搭乗。。。技を磨くつもりのようだw。
ゲームコーナーであれこれ遊んで、「さぁ、パパ、かえろうか」とつぶやいたけど、実はそこからも長かった。雑貨屋さんの店先に展示してあるLEDのデジタル時計を30分以上眺めていた。せかしても無理なことを知っているので、ゆったりとお話しながら本人が納得するまで気長に待つ。数字を見つめて何が楽しいのか理解できませんが、いわゆる自閉症児のこだわりでして、次男君の頭の中にはいつでもデジタル数字がいっぱいなのです。
自宅へ戻る最中に次なる予定を告げられる。「パパ、おうちでWii Fitしよう!」おぉー、そう来たか。目的は画面表示される時間を眺めていたいのでしょうが、オデブちゃんこれ幸いと罠にはめ、ジョギングへ誘導大成功。そして、なんと彼、10分間のジョギングを大汗かきながらも完走しました。
体を動かしたり汗をかくことの楽しさに気づいてくれたならば、強固なこだわりを持つ特性を利用して、良い方向へ誘導できそうな気がした。こだわりは固定されておらず、成長に伴い、また、周囲の状況に応じて形を変えてきているようだから、これからも「いい感じ」に変化していけるよう、そして、本人が楽しいと思えるようにサポートしてあげる必要があるんだろうな。
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