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2010.06.13

グランフォンド福井2010 160km DNF

男気しょぼしょぼ福井の雨と貫通パンク。申し訳ない。

スタート時点ではそれなりに日差しがあったが、2つ目の補給所過ぎたあたりから雨がパラパラ。路面が乾いているうちに先を急ごうと、ちょうど良い集団についていってたのだけど、ここで痛恨のパンク。チューブを変えてるうちに雨が強くなり、その後は水しぶき上げながら「はよ帰りたいー」とダークサイドに落ちた。

敦賀の補給所で雨脚が強くなって、ネガティブパワーに拍車がかかる。さらにここで朝荷物を預けた敦賀駅のコインロッカーの鍵を抜き忘れていることに気が付いた。荷物は無事かな?。貴重品は「男気リュック」に携行してるし、輪行袋はゴミ袋で代用できるが、敦賀から明石まで泥だらけのレーパン&ジャージで電車に乗るのはゴメンというかオレはええけど、社会的に抹殺されそで怖いです。

とりあえず途中離脱して敦賀駅まで荷物の確認。幸い鍵は差さったままで、荷物も無事。しかし、「ほっ」としたら戦線復帰する気が失せて、ここでリタイア決定。

右の膝というかふくらはぎに変な張りがあるしなーなんて言い訳しながら。まー、木の芽峠とスキー場の坂も前日受付と朝の自走で計2回堪能してるので後悔は無いけど、前日当日一緒に走ったローラー興業社およびLEGONの皆様方にはなんだか申し訳ない気分満載でしたよゴメンなさい。


そんななかでも個人的な収穫(?)は、やっとのことで39x18のローラー男アニキにお会いできたこと。このブログにもいつもコメントいただいているけど今までお会いしたことがなく、この人に会いにグランフォンド福井に参加してると言えなくも無い。

集合場所からスタート地点へ移動する時、目の前を緑のモストロで黒いRaphaの上下の人が通り過ぎたんですよ。「うわぁ!ローラー興業社万歳!」テンション上がる。こちらも歩き始める。数人追い越して(ゴメンなさい)早足で追いつく。アニキの右斜め後方で声が震える。「ロ・ローラー・男・アニキ!」。自己紹介忘れた、慌てて「たかみんです!」で「おおおー」とお話させてもらった。「よーみつけはりましたねー」と声をかけていただいたりしてグッと突き出されるアニキの右手と硬い握手。慌てて左手を出してしまって失礼しました。本番に弱いワタシ。スタート前のこの時点で既に800kcal位消費してハンガーノック気味でメロメロでした。

スタート。アニキの後ろについて、スキー場を下り、トンネル手前までの登り。夢見た瞬間ですよ。ゆっくり目に登ってはったので、十分着いていけたんだけど、自分かなり気弱なのですぐに左端に入っちゃうんですよね。めっちゃ早い人とかが後ろから追い越していくし、アニキのお尻は次第に遠ざかりました。

自分、完全に舞い上がっている状態で、一緒にスタートしたはずのLEGONのkazu.さんとそのお友達がどの辺にいらしたかまったくわからず。おそらく豪脚のお二人は先へ行かれたんだろうと思ってるとき、前日偶然電車で一緒になったSAMちゃんに見つけてもらって木の本くらいまでご一緒した。その後、信号のタイミングの関係でワタシがさらに遅れ、第一補給所で追いついたみたいだけど、トイレ行ったりなんかしててはぐれてしまった。

もっぺん知ってる人に追いつきたいってことで、ちょっと飛ばし気味。第二補給所でもくまなく捜索したが誰も見つからず、そそくさと出発。スピードの合う集団見つけてキンギョのフンみたい(笑)。

このころから、ポツポツと雨が降り始め、次第に強くなってくる。まったく雨対策を行っていなかったので、まだ路面が濡れていない状態で先へ急ごうとした矢先、「プシュ・プシュ・プシュ・・・」。後輪パンク。あいやー、雨の中でのチューブ交換。テンション下がりまくりですが急がなければ。脇を悲しい者を見つめるような目で自転車が何台も通り過ぎていく。幸いにも穴の場所もすぐに特定できて、タイヤもチェック。チューブを外した頃にふと道路を見ると、ロラアニキがシャーっと走っていかれました。また、ワタシ、急ぎすぎて前を走ってしまってたようです。補給所での自分の捜索能力の貧弱さを痛感。

次の第三補給所ではうどんを食って、雨がきつくなり始めてたので、捜索活動もそこそこに先を急ごう。。。とそこにローラーアニキの姿が。腰の調子がよく無いらしく、自分もパンクと雨でテンション下がってて「もう帰りたいわー」な雰囲気。再度兄貴のお尻を見ながら今度こそくっついていくぞーと思ってしばらく走る。しかし後方確認したときにヘルメットのゼッケンが飛んでった(気づかなけりゃ良かった)。とりあえず参加証明みたいなものだからって拾いに戻ってまた一人旅。後から思うと、ゼッケンがはがれてた人多かった。落ちてるゼッケンも数枚見たし。

「敦賀の補給所に寄ったらゴールせずに帰ろうかなどうしようかな」なんて本気で思い始めたのがこの頃。足は大丈夫だが雨と下りの緊張でもう訳がわからなくなってた。どの辺を走っているのか認識していなくて、水晶浜からの馬背峠(まじょうとうげ)への登りで「あれ?これ木の芽峠とちゃう?トンネルあるし、いつの間に敦賀過ぎた?ゴールせなアカンかぁ」などと本気で思ってた。んなわけはないのだがおかしくなってると景色も違って見える。

雨もパンクも水溜りも上りも下りもトンネルもイヤ!上りでガクンと失速するから抜いたのに、その後下って信号待ちで前に出る人とか信じられんし、半目開けて舌を垂れた犬みたいな顔でグラグラしながら坂を上る明らかにハンガーノック寸前のクロスバイクのお兄ちゃんの気力に驚いたり、サドルが高過ぎておけつプリプリで座ってても自転車の揺れ方がダンシングで明らかにパワーを無駄使いしててパワフルな漕ぎ姿だが極度に遅くて、しかも何が何でも、無理をしてでも、向こう側の車線へはみ出して自動車を止めてでも、前に出ようとする傍若無人な気色悪いほどふくらはぎの太い黄色いジャージでパールイズミの赤いラインの入った3D-NEOパッドの膝下スパッツを履いたオッサンとか、、、

もう「君ら基本とかマナーとか楽しく乗るとかグランフォンドとか、ちょっと勘違いしてるやろ」みたいにブツブツ言うてるネガティブワールド。あーもーいややわ帰ろかなーって。そんな感じ。まー自分も集団の最後尾に無断で付いて延々と楽チン走行しているクチですから、マナー云々は言えないので、ゴメンです。。。

そんなこんなで、敦賀補給所へ到着。時刻は1時半ぐらいだったかな。雨が次第に強まり、「うーん、このまま木の芽峠を登るかなーそれともここでリタイアするか?、どーしよーかなー」と思案してる時、ふと重大なことに気付く。なんと、朝、荷物を預けたコインロッカーの鍵を持っていないって、こりゃ大変。鍵をカチャリと閉めた記憶はあったが、抜いた覚えが全く無い。

「うはぁ、カギつけっぱなし・・・ヤバ・・・」

とりあえずおにぎり食ってから敦賀駅へ。雨こそ降ってるけど自転車のジの字もない平和な駅前。全身ずぶぬれでシューズがぐっちょんぐっちょん言うてて背中から腰にかけて泥だらけの自転車おじさんは、まるで別世界から落ちてきた人のようだ。幸いにしてコインロッカーにカギは付いたままで、荷物も無事。「ほっ」として、振り返ったら、駅前のロータリーに雨に濡れながらタクシーが静かに停車中。おばちゃん達のいやに派手な色の折り畳み傘とか、スーツのオッサンのハゲアタマとか、、、ごく普通の風景を眺めると、あと一時間かけてスキー場まで登る気力が完全に失せてしまった。

ここでDNF決定。

敦賀駅から、少し離れたところでは、いろんな趣向の人達が、しかし(おそらく)自転車が大好きな老若男女が2000人の友人たちと共に雨と坂の苦しさの喜びにもだえている。「今からこれを登るんかいなー」という楽しげな声とか、妙な世界だ。駅前とは明らかに空気の匂いが違っている。自分は、9時間前にキレイな朝焼けの中、ウグイスの声を聞きながら木の芽峠を登ったし、昨日も同じ道の晴天を楽しんだ、、、もうええんとちゃうのかなー、何も雨の中登らんでもなー・・・という感じ。

自転車をばらしていると、敦賀観光協会(?)のおっちゃんに話しかけられた。「どこを走ってきたん?」「自転車のイベントでね、琵琶湖畔や三方五湖とか水晶浜とかぐるっとね。でもリタイアするねん。雨やし、膝も痛いし、この後は朝も走ってるし・・・(言い訳がましい)」敦賀の人はほとんどこのグランフォンド福井について意識が無さそうだったのですが、このおっちゃんはさすがによく知っていらした。地元の自転車好きの人たちが主催していることや今回八回目であることなどなど。これだけ動員数が多くなると、いろいろな面で商業的になっていくのかなぁと無用な心配もちょっとだけ・・・

疲労感と緊張からの開放と虚無感で自転車を包むのに30分以上かかってしまった。明石まで乗り換えなしの新快速まで約一時間。既にゴールされているだろうLEGONのときさんに電話した。おいしいもの教えてもらったりいろいろお世話になっているから、感謝の意とリタイヤの旨を伝えた。しかし、なんか電話切った瞬間とてつもなく申し訳なく思った。

駅で発泡酒3本確保。電車に乗るまでに、ガマンしきれず2本飲む。夕方デカイ荷物抱えて酒飲んでるおっさんに戻り、罪悪感をアルコホルで少し薄めた。今年の帰りは一人だな。もうちょっと遅い時間なら仲間がいたかも?なんて思いながら、電車が動き出したら手持ち無沙汰で、もう一本空ける。

敦賀を出て何個目かの駅でドイターのザックを背負った軽めの山登り風のおじさんが乗り込んできた。逆サイドの補助シートに座るとき、ワタシの輪行袋に目が光ったような気がした。しばらく後にちら見したら、マグカップでなんか飲んではる。酒かな?ちらちらっと自転車のほうを気にしていらしたり。別に話しかけなアカン訳ではないけど、お互いになんか気になってる感じで黙っているのも不自然だなと思い、緊急の用事(メールチェックとしっこ行って)を済ませてから席に戻り、「山へいかれてたんですか?」と話しかけてみた。

ご年配とは感じていたが、なんと71歳。若い頃から全国のかなりのお山に登り、最近は自転車でも琵琶湖一周とか佐渡島とか泊りがけで楽しまれているらしい。自転車は月に500kmを目安にしてるのだとか。話が弾むうちに、まー一杯どうですか?とマグカップに地酒が注がれ「まー飲みなさい」と(笑)旨かったです。

お父さんとお別れしてから、酒が回ったか睡魔が襲う。満員電車の中で席も譲らずこっくりこっくり。時折、曇り空へ向かう道を数台の自転車が連なっている映像が網膜の裏側で何度か再生されていた。明石で電車を乗り換えて、7時前には自宅着。なんだかんだと土日にわたって家を空け、遊ばせて貰ったが、いつもと変わらず晩飯食って訊かれもしない土産話をしてから、適当に子供らをおちょくって寝た。

楽しくなかったかというとまったくそんなことはなくて、むしろとても楽しかった。あれはあのときの自分の判断だから、リタイアした自分を卑下する気も全然無い。

前日はSAMちゃんとの偶然の出会い、ときさん、kazu.さんとそのお友達と楽しく悶絶してからおいしい食事。当日はロラアニキと会えて握手もしたし、短かったが後ろについて走れたし。望むべくは抱かれたかったが、それはまた今度よろしくw。

それに相変わらずフレンドリーなイベント主催者ボランティアの皆々様。規模拡大で危険走行、マナー違反などを散見しまして、来年の開催を危ぶみましたが、なによりポジティブに考え、マナー向上と、これはレースではないというのを周知徹底すべきだなぁとか。。。実際、レースと勘違いしている人が増えてきた気がします。杞憂であればそれほど素晴らしいことはないけど。。。

それから、自転車は関係ないけど、ホテルの受付のおねーさんや、観光協会のおじさん、帰りの電車で一緒になったアウトドアーなお父さんも、みんなとても楽しい笑顔で、男気勉強させてもらいました。

全てに感謝!今年も楽しかったですよ。本当に、ありがとうございました。

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コメント

たかみんアニキに会えずにほんま残念!(涙)
第一補給所でロラアニキと会ったんで「たかみんアニキと会いませんでした?」と聞いたころ、「さっきそこにいてはりましたよ」とのこと。
目を皿のようにして赤い自転車さがしたんやけど、赤い自転車多すぎですわ(笑)
多分ほぼ同じ時間同じ場所を走ってる模様。
絶対の絶対にニアミスしてると思われるだけに、誠に残念。
来年はゼヒゼヒ兄さんにお会いするからね!

さかじいアニキ、コメントありがとうございます。
さすがにあの人数ではわからなかったですねー。
スキー場でもかなりうろうろしたのですが、無理でした。
また今度!

自転車とイベントに感謝したいです。
アニキ、また会いましょう!

ロラおとこアニキ!コメントありがとうございます!
至福の時でした。全てに感謝。また是非よろしく。
次の機会にはもうチョット落ち着きたいと思いますw。

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