「僕の歩く道」
先日嫁と次男の障害(広汎性発達障害・高機能自閉症)の話をしていて、ふと、話題に上ったのが表題のドラマ。フジテレビで草彅剛君主演で2006年の年末に放映されていたもの。テーマは自閉症の青年を取り巻く人間的・社会的な問題といったところか。
当時、次男は2歳半で、まさか自閉症とは夢にも思っていなかった。ただ、立って歩くのも話し始めるのも少々上二人に比べて遅く、また2歳半の会話能力としても少し・・・と思っていたのも確か。何かあるかも・・・と不安ではあった。
自分にとって、このドラマはたまたま見かけた程度のもので、実際には前11話のうち数回しか見ていない。ただ、一目見て、真面目で少し重ためのテーマであることは伝わってきたし、自閉症というものに興味を持った。確信も何も無かったはずだが、「次男君、もしや?」と思ったような気もするわ。
嫁は自分よりも多くこのドラマを見ているようだが全部ではないらしい。当時それなりに興味を持ってみていたらしいが、そもそももっとお気楽なドラマを見る人なので、自分と同じく無意識に次男の事を重ね合わせていたのかもしれない。そして、昨年次男が自閉症と診断を受けて、もう一度見たいと思っていたところ、最近夕方に再放送されはじめたらしいのだが、やはり最初の3回を見落としてしまったのだとか。
このドラマの数ヶ月後(2007年の3月)次男はリンパ腺炎をこじらせて2週間程入院した。このバタバタで自分も嫁もこのドラマのことはすっかり忘れてしまったみたいだな。
今まで素人の自分が障害の事についてある程度知識を深めて説明してきたが、物足りなくなってきたのだろう。「それならば」ということで、Amazonで検索。ちょっと高いが互いに「これは無駄遣いではないぞ」と確認してポチ。本日届いたけどまだ全部は見ていない。
このドラマ。実はロードレーサーがかなり重要な位置を占めていてレースの事、ビンディングペダルやツールドフランスについてなども出てくるらしい(自閉症のこだわり行動として歴代のツールドフランス優勝者の名前を正確に覚えているという設定。パニックになると話し始めるらしい)。自分はまったく記憶にないが、嫁が教えてくれた。
当時自分は自転車どころか体を動かすこと自体に興味がなくて、スポーツ的に自転車に乗り始めるのはこの半年後。ロードに関しては約1年後。単なる偶然かと思ったけれど、恥ずかしながら2007年5月に企業内失業に似た形で異様に自分自身の為に使える時間が増え、ゴールデンウィークをどう過ごそうかと路頭に迷う気分だったとき(いやw)、即座に、「せや、自転車に乗ってみよ!」と思えたのは、もしかするとこのドラマを見て、次男の事もあわせて、印象に残っていたのかもしれないな。いや、たぶんそんな気がしてきた。
ちなみに出てくる自転車はチネリの60万円のものだとか。嫁がこのDVDで自転車にも興味を持ってもらえたらとか淡い期待(ムリ?)。それはまー二の次ですねハイわかっていますよ(笑)
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