次男君10歳の誕生日 - シンプルに伝えるということ
自閉次男君の10歳の誕生日でした♪
夕方帰宅時に「ハッピーバースデー♪」と声をかけると、「お友達にもハッピーバースデーしてもらった」とのこと。それはよいのだが、この後、お友達の名前が長々とズラズラと延々正確に述べられる(笑)。絶好調やな発達障害w。半笑いで全部聞いてから「それはよかったねー」と返答。「うん」と短く応答があって会話終了。
学校のプールの授業では息継ぎしながら20m泳げたようで、25mが直近の目標だそうだ。支援級の先生も泳ぐの?と聞くと「いや、センセーは、たってから55年なので、ムリです。お年寄りです」と。おそらく「先生は55歳、生まれてから55年経っている」と言いたかったのだと理解する。そうかそうかと。しかし55歳はお年寄りでは無いぞ。メッチャ元気な先生やし。
家ではYouTubeのマリオの動画を視聴しながら、DSでニンテンドッグスを延々やってる。犬の名前の付け方が独特のセンス。「ほわいといぬ」、「いぬたろう」、「ちわわいぬ」とか。「いぬ」って入れんと安心できないのかもしれない。
名づけセンスはよいとして、結構激しく大きな声でゲームの中の犬を叱責したりするのが困りどころ。実際他人には奇声として聞こえているだろう。
ご近所迷惑ですから、きつめに注意をしていたけれど、本人は大きな声を出しているつもりなんて無くて、ただ険しい表情や態度にビビッているだけなんですよね。
複雑で長い文章は理解しにくいので、なんで叱られているのか、何をどうしろと指示されているかが、伝わっていない。これでは効果が無いばかりか、お互い疲れるだけ。こちらも冷静でなくて、イラッとしたモヤモヤを大声で吹き飛ばしているだけなんですよね。
てことで最近は、「大声は(他の人にとって)迷惑です」と理解してもらい、「大きな声が出ていたよ」と教えてあげる方式に。そして、「小さな声にしましょう、気をつけましょう」と冷静にシンプルに伝える。
すると、結構簡単に「うん、わかった」と理解できるようになりましたね。どうしても大声でキツメの表現にはなりがちだけど、ググッと抑えて伝わるように。
そもそも次男君が「他の人」という概念をどうとらえているかが分からないので、言葉選びは慎重に。他の会話に出てくる単語もそうだな。話者と本人のあいだで単語の定義が違うと全くあれですからね。
彼にとっては、言葉が音として聞こえていそうな雰囲気がある。 単語の間違いや、語順の混乱のベースにあるのが、って、自分の発する言葉が、外の空気を伝わって、他の人に聞こえているとは思ってもいないのかもしれない。
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