最後の忠臣蔵(2011年、役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ)
千種川の上流で育ちましたので赤穂浪士のお話はとても身近に感じているのですが、この映画は初めて見ました。
討ち入り後のお話です。
大石内蔵助さんには京都に女の子が生まれたばかり。子のお名前は可音(かね)さんで、母親、可留(かる)さんは病弱で予後悪そう。そこで蔵之介さんは討ち入り参加予定の孫左衛門さんに「討ち入らないで可音を育ててちょうだいな」と極秘の命令。孫左衛門さんは討ち入りドタキャン。隠れて16年間育てあげ、最終的に京都のお金持ち茶屋四郎次郎さんの若旦那に見初められて玉の輿・・・
というお話なんですが、終盤まで落ち着いたトーンで美しく進みます。 が、私は最後がどうにも受け入れられませんでした。 孫左衛門が切腹しちゃうんですよね。しかも「介錯無用!」と叫ぶので、いわゆる武士の名誉をかけた切腹ではないようです。完全なハッピーエンドであってほしかった。
16才の可音さんを演じる桜庭ななみさんが、めっちゃキレイです。
と、このような感想を持ったのですが、原作の小説では最後の違和感を感じないようになっているようです。
最後の忠臣蔵 (角川文庫)
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KADOKAWA / 角川書店 (2013-01-31)
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