組閣直後の教育勅語
ときおり出てくる「教育勅語」のお話だけど、また出たね。 大臣が変わるとこういうのが出やすいですね。 アホくさいほど繰り返してる。
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12198-098146/
「アレンジした形で、今の道徳などに使える分野があり、普遍性を持っている部分がある」
と。忘れちゃったので、また口語訳を読んでみました。
http://chusan.info/kobore8/4132chokugo.htm
結構短い文章で、しかし「普遍性を持っている」ように思えるのはかなり限られた一部分かなと。 「あなたたち国民は父母に孝行し、兄弟仲良くし・・・」で始まって「憲法を重んじ、法律に従いなさい」というところかなと。
他の文章は飾りみたいなもんで、どうでもよいことだと思います。 現代的な認識の下では非科学的であったり、歴史が証明していなかったり、少し反対意見を言いたくなったり。
そもそも「普遍性」なんて言い換えれば「あたりまえ」のことが書かれているということで。 まっとうな大人ならば、いつでも子供たちに、そう教えてきたであろうという内容ですよね。 いちいち「教育勅語が」とか持ち出す必要なんてなくてよくね? そこであえて持ち出すところに、いつも違和感を覚えるわけで。
要するにアイコン? 徳川幕府をクーデターで倒して、短期間で欧米の列強に交じり、東アジアで初めての強国となった、かつての強い日本への妙な憧れか? 「あの頃はヨカッタなー」的ノスタルジーに浸れて幸せを感じる人がいるのかもしれませんけど、社会全体は確実に100年前より良くなっているからね。
教育勅語で世直しするなんてどんだけ過剰な期待を寄せてんの?という感じ。
とにかく一国の大臣が偉そうにのたまって有り難く頂戴するような文章ではないようなので安心した。
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