テレビ視聴者のリテラシー
ダウンタウンの松ちゃんの女性蔑視的発言が炎上してる。
自分にとっては、どうでもよいことなんだけど、思ったことがあるので書いておく。
あの発言が、看過できない女性蔑視発言だとは受け取っていない。 あれによって将来、誰かが何らかの具体的な被害を被ることになるとも思わない。 だから自分にとってはどうでもよいって感じなのだ。 既に炎上しているからこそ、そう思うってところもあるけど。
松ちゃんが影響力のある人だから問題視する人が多いのはわかる。 でも犯罪や差別を薦める悪質なものとは思えない。 少なくとも松ちゃんが差別主義者であるとは思わない。
古い感覚の人が場を沸かそうとしてきわどいことを言っちゃったって感じだろうか。 しかも聴衆や視聴者ではなく同じ出演者の指原さんに対する発言。しかもボケだ。 あの番組では指原さんとのあいだで似たようなやり取りが毎回ある。
現代の高齢者は、差別問題に疎い人が多いと思う。 自分の親の世代もそう。明らかに間違った認識で自由にしゃべるものだからヒヤヒヤする。 といって公の場で話すこともないので、いちいちツッコまずに無視している。 子供たちの前でやられるとまずいからそういう時は注意したけど。
だからといって彼らが差別主義者だとは断言できない。 そういう時代を幸せに過ごし、その問題にたいして深く考えることもなかった人たちだ。
他人に影響する間違いはきちんと正すべきだけど、たいして影響しないものは捨ておいても差し支えなかろうというのが自分の考え。
少なくとも感情的に「許せない!」とひどい言葉を浴びせかけるのは、慎むべきだと思っている。 ここぞとばかりに他人の風潮に同調するのも。
繰り返すが松ちゃんの発言は指原さんに対してなされている。 聴衆に向けて一般的な解決法として示したものではない。 あれは「舞台上でのセリフ」と捉えるのが、テレビなどを見て楽しむ人としての冷静な判断、リテラシーというものではないだろうかと思うんだよね。
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