「人は突発死を選ぶ」と気づいた夏を生き延びたのに
竹内結子さん
朝9時に散髪にいくと店主から、「竹内結子さんがなくなったらしいよ。自殺らしい・・・」と聞いた。店主も他のお客さんから聞いただけで、その時点では仕事中だしホントかどうか分からなかったのだが、散髪終わって検索すれば事実と判明。
明るく元気なイメージがあった方なので驚いた。産後うつでは?と言われているみたいだけどよくわからない。ただ、テレビなどの情報からは、予測し得ない「突然の死」という認識は共通しているようだ。
芸能界のことはよくわからないが、このところ多いと思っている。自殺の原因は様々だろうが、自分はこの夏、自殺に関して気づいたことがある。「ヒトは突然思いついたように自死を選んでしまう可能性がある」と実感したので。
デビッド・A・シンクレア(著), マシュー・D・ラプラント(著), 梶山 あゆみ(翻訳)
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我が身のこと
先が見えない状況で数週間休みなく働き、睡眠不足と徐々に溜まったストレスをギリギリ抱えているが、なにか予定外のことがあると、限界を超えてしまうかも?という予感に更に追い詰められる。
深夜一人のオフィスにて
そんな状況の中、深夜、誰もいなくなったオフィスの窓から、遥か下を覗き込んだらゾッとした。「ここから落ちたら死ぬだろうな」と思った直後、更に恐ろしくなった。単にその高さに対する恐怖感ではなく、その時の自分の置かれている立場と重ね合わせて、「今ここから飛び降りたなら、あるいはそれは楽なのかも?」と思ってしまった。それで許されるかどうかなんてのは考えの中になく、「その状況から逃れられるな」という気持ちが脳内に充満した。その後、我にかえり「悩みを抱えて追い詰められている(と感じている)と、この状況で、突然飛び降りてしまう人がいるはずだ」という確信を得た。
システムによる対応が必要
ストレスフルな状況では、思考の幅が狭まって、認知も歪む。そのため判断基準がおかしくなっている。だから、自覚しているかどうかに関わらず、精神的な状況も含めて、近しい人には自動的にシェアしておけるようなシステム、仕組みが、会社や家庭や地域社会など、適度な粒度に必要だと思う。
具体的な対策
シェア
ストレスを感じている状況では、やはり誰かに伝えるべきだと思う。自分も家で仕事の話は全くしないのだが、せめて「今大変」とか「楽しくやってる」とかのレベルでも共有できるようにしておきたい。冷静に考えれば、自分が突然死を選んだなら、大きな迷惑をかけることは明らかなのだから。
お酒
山口元メンバーのこともあるが、お酒が入ると判断基準がいきなりおかしくなるのは確か(だから飲みすぎたりする)。突然の死を選ぶ人の何割かは酒による影響もあるのではないか。なので、なるべくならお酒は飲まない、あるいは楽しいお酒だけ飲むようにせねばと。
棘
そして、他人に対する言動に気をつける。棘のある言葉や表現を慎む。感情をあらわにしてはいけない。シニカルな物言いは慎むべき。それによって、相手がどのような精神状態に陥るのか予想できないからだ。非常に危険。
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