カテゴリー「本」の54件の記事

2018.09.01

Pythonで「作って動かすALife」の1章読んで「人工生命」へのワクワク感が半端ないです

どえらい本を買った感!!!
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先日、自転車関係のこまごましたパーツと一緒に勢いこんで発注した、7月28日発売の「作って動かすALife」(第2刷)が夕方配達されてきました。「大型で非常に分厚い本」と思い込んでいましたが結構お手ごろサイズでポストに投函されておりました。

Pythonによるプログラムが豊富となっているので、慌てて自宅PCにAnacondaをインストールしながら、まえがきと1章をじっくり読んでみたら、

「久々に『凄い本』を買ったなー!!!」と、知識欲的武者震いです。


作って動かすALife ―実装を通した人工生命モデル理論入門
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「まえがき」ではこの書籍の目的や位置づけなどが説明されてるので必読ですね。 そして、1章では「人工生命」の歴史や研究実績が詳述されています。 「興味のあるところから読めばよい」とされていたけど、この1章は最初に読んでおいたほうが良いと思いました。

今後どんどん発展するはずのこの分野について、歴史や現在までの研究成果、そして人工生命とはなんであるかという問いに対する考え方が書かれています。この辺、押さえておいたほうがよいはずですよね。

しかし、著者はおそらくすげー賢い人なんだと思います。論理的で簡潔な筆致であるが故、どちらかというとアタマの悪いほうの自分は、じっくり慎重に読んで、やっと理解できた気がしましたよ。

例えば、自分が面食らったのは以下のような文章:

社会的な合目的性にドライブされるエンジニアリングにとっては、無目的性から生まれた生命現象を真に包括的に理解する動機も必要も存在しないのだと言えるでしょう。

このことは、軍事や経済の需要という強い合目的性に後押しされて超高度に発達してきた計算機(コンピュータ)をもってしても、いまだに生命の本質に到達できていないことの理由のひとつなのかもしれません。

前後3回ぐらい読み返して理解しました。 この文章の前に「エンジニアリングは具体的な目的をもって発展してきた」が、 「生命の進化は自然淘汰によるもので目的などなかった」と書かれています。 だから「具体的な目的によって発達してきた現在の形式の計算機が、いまだに生命の本質に到達できていないのは必然なのかもしれない」という論理展開。本質的に違うんじゃないかという。 ということで、この後「そもそも生命は計算によってとらえることができるだろうか?」と問題提起され、 「ALife(人工生命)の領域は、この問題に向き合うものである」とのことなんですよ。

さらに、まえがきと1章だけでも、アラン・チューリングやフォン・ノイマンのお話がガツガツ出てきて、この分野に興味があるけど専門的には学習してこなかった自分にはビンビン来ました。

「人工生命」という興味を引く分野の入門書だし、「流行りのPythonで動かしてみよー」的な軽い気持ちだったのですが、なんだか本気になってきました。

いやいや軽く「やってみよ―」で充分に良いのだけどワクワク感が高まりましたわ。

うん、もの凄い本を買ってしまった。

2018.07.27

「仕事は楽しいかね?」を読んでいろいろ考えた

昨日リンクを貼った「仕事は楽しいかね?」を読んだせいだと思うのだけど(プライム会員はタダで読める)なんかいろいろ考えが湧き出てきたので書いておく。


仕事は楽しいかね?
仕事は楽しいかね?
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何かを目指す、目標を持つことは大切なのだが、それよりもさらに大切にしたいのは、今何を楽しむかということだと思う。

いや、どっちか一つってことではなくて、両方を大切にしなくてはならないような。そんな気がしている。

楽しんで何が悪い

後者は結構ないがしろにされているっていうか、自分は大人になる過程のどこかで、「楽しんでばかりではいけない」っていう考えが底のほうに刷り込まれたように思う。実際、これにはかなりの葛藤を感じていた。両親や親戚一同はそういう考え方の人はいない。学校だろうか。

「楽しむ」から「遊び」を連想しやすいのかな。 遊びが悪とは思わないが、「遊んでないで仕事しろ」的な指摘にはとりあえずスミマセンと言っておいて反省しない。

全力で楽しむ。全力だから楽しいのだ。

「仕事は苦しい」前提で世の中の大半が出来上がっているのかもしれないが、自分は結構楽しんでいる。 時折「ツライ仕事」というのはあるけれど、それでも「逃げよか、それともやっつけようか」と考えて結局楽しんできた。逃げるにしてもやっつけるにしても全力である。

そうだ、全力は楽しい(考えながら書いている)。 ランナーは苦しみを求めて走っているわけではない。 楽しいから全力で走っている。

楽しく頑張って仕事する

「頑張る」からは「苦しい」を連想しやすいのかな。 「へらへら楽しんでないで頑張れ」などと言われると、筋が通っているように聞こえるけれど、果たしてそれは本当だろうか。

自分の中で「全力で頑張って楽しんで仕事する」は矛盾なく成り立っている。

楽しめる事を次から次へと探すのだ

楽しんでいるうちに最初に立てた目標地点は通り過ぎて、もっと高いところへなんだかいけそうな気がするのだ。

だから、目標を持つことと同時に「目の前に拡がっている何か」を楽しむことも、大切にしたい。 つまりしっかり見ておかなくてはならないのだな。 逃げてもいいけど眼前の事実から目を背けてはいけない気がする。

つまり自分は「逃げること」についてのしきい値が極度に低い。 もともといい加減でわがままな性格だと自覚しているが、なぜか周囲からは「ちゃんとしている」と見られがちだった。それに対する反発心も強くて、自分の「いい加減さ」をアピールしてきた節もある。 これは、まさに今気が付いて、少々驚いている。

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明日の朝4時ごろから皆既月食。ここ最近の火星大接近。 さらに火星の氷の下に液体としての水があるという証拠発見。 小惑星にシゴセンジャーって名前もつくし、はやぶさ2がリュウグウの写真を送ってくるし。 JAXAはなにか大変そうだけど宇宙もいろいろ楽しめるな。

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2018.07.08

Pythonで人工生命(ALife)を実装し理論を学べるオライリー本(7月28日発売)

作って動かすALife ―実装を通した人工生命モデル理論入門
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その昔(1998年ごろだと思う)、Tierra(ティエラ)っていうコンピュータで動く人工生命に興味を持って調べていたことがあった。

当時、シンプルな幾何学図形で表された人工生命が、進化を繰り返しながら繁栄したり衰退したりという様を観察できるスクリーンセーバーがあって、夜中にぼーっと眺めていたのだけど、そういったソフトウェアの技術的なことを調べていくと自然にティエラに行きついた。

ティエラは、仮想マシンの中でDNAの複製をシミュレートしているようなもの。 この仮想DNAは仮想マシンの命令コードを使って自己複製するように組まれたプログラムで、限られたメモリ空間内に存在する。生命はスレッドであり一度実行すると別のメモリ領域へプログラムを複製し、新たなスレッドを開始する。メモリ内の情報は一定の確率でランダムにビットを反転するようになっている。また複製時のコピーでも一定の確率でミスが発生する。これらは紫外線によるDNAの破壊や突然変異のシミュレーション。 ただし、ビジュアルに観察するのが難しくて、プログラムの入手が困難だったため、自分で動かしてみることはなかったが、その機構には感心した。

※ ちなみに、自分はこれまで20年間「ティアラ」と読んでいたので違和感がある。ティエラはスペイン語で地球という意味だそうだ。


てなことを、7月2528日発売(日付間違えてた)の「作って動かすALife ―実装を通した人工生命モデル理論入門」を知って思い出した。ティエラに触れられているかどうかも知らないが。 Pythonで実装するようだけど、あまり言語に依存していなければいいな。

2018-09-04 追記
当書籍を購入しました。注目度高かったみたいで、発売から約一か月後にやっとお届け。初版の第2刷でした。 ファーストインプレッションはこちらです→Pythonで「作って動かすALife」の1章読んで「人工生命」へのワクワク感が半端ないです

今のところ人工生命は実用的な何かというわけではないと思うが、将来的にはBotやAIと融合していくようにも思う。

なにより当時のティエラへの関心が、現在の知識や能力に、つながっているというのは確かなこと。 きっかけはどこにでも転がっていて、興味を持って関わってみれば、きっと何かの糧になるのだろう。

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2018.05.29

夢まぼろしの如くなり、滅せぬもののあるべきか

作家の津本陽(つもと・よう)さんが亡くなったと知り「何冊か読んだなあ」と押し入れをひっくり返すが、出てきたのは「覇王の夢」の文庫本だけだった。

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どうやら「信長の棺」、「秀吉の伽」などの加藤廣(ひろし)さんと勘違いしていたみたい。 で、その加藤廣さんも今年の4月7日に亡くなっていた。 そういわれてみれば、当時ニュースで見たよな記憶もあるよな無いよな・・・短期記憶とか大丈夫かな?と心配に。

信長の辞世の句は「人間50年下天のうちをくらぶれば夢幻のごとくなり一度生を受け滅せぬもののあるべきか」とのことらしい。冒頭部分しか知らんかった。いやあ来年は自分も50歳だが変なフラグは立たないで欲しい。

そういえば、本能寺の変はちょうどこの時期だったのでは?いやあれは旧暦の6月初めだったかな?

とにかく、ご両名のご冥福をお祈りしつつ、この夏もう一度読み直そう。


「下天は夢か」は新しく出版されてるんですね。

下天は夢か 1 (集英社文庫)
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信長の棺 上 (文春文庫)
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朝はやっぱり脚の筋肉に疲労感。 夕方になるとかなり回復したけど、十分休ませようとランもなし。 明日朝けっこう降るみたい。

2018.04.19

そんなの「セクシープロジェクトで差をつけろ!」を読んだら治る(と思うけど)

組織の動かし方、進め方、方針、目標などを検討していて、「〇〇さんからは嫌われているように思うんですよねー」とか、「××さんは苦手なんですよー」などと言い、提案や示唆を拒否、または却下する人がいた。要するに主観的理由によって「その案は実現可能性が薄い」と言いたいらしい。

「そんな主観的な理由で何かを判断したり決定していては、いつまでたっても全然前に進まないよ?」と言いたかったが、そんな主観的な理由で何かを判断したり決定しようとする人には理解できないだろうから、やめといた。 場合によっては感情的になってくる人もいるし。「じゃあどうすればいいんですか!」って向かってくる人もいた。

他にも「直球でダメだったら変化球投げなあかんわなー」という雑談めいたフランクなアドバイスに対しても「それ無理です。できないです。そういう能力がないので」と返されて「じゃあ無理だね」と思ったが、やっぱり適当に「そうかー難しいなあー」と速やかに流しておいた。

正直こういう人苦手なんですよ(笑)。体が勝手に拒否するやつはダメですが、主観は(なるべく)仕事に持ち込まない。なので一人になると「なんかええ方法ないもんかねー?」とかすぐに考え始めてしまって睡眠時間を侵食するのだ。だから人から相談受けるのとか嫌いだわ(どないやねん)。ああ困ったもんだ。

そもそも「他人から好かれているか、嫌われているか」なんて、ほとんど誰も気にせず生きていると思ってるんだがね。

「セクシープロジェクトで差をつけろ!」

ということで、ふと思い出したのは、かつて仲間で会社を立ち上げたちょっとあと(2年目か)、心を楽しく元気にしてくれた以下の本。18年前なんだなー。

おそらく今の時代でも、何かを始めたいがちょっとビビってて、なんて人に特にお薦め(合わない人もいるかもしれませんが)。

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦<2> セクシープロジェクトで差をつけろ!


夕方自転車でトライアスロン氏がスタートからグイグイ行くので付いていったが、 ハァハァし過ぎてのどが痛くて一時離脱。アップ無しはやっぱりツライ。

その後のランは3.8キロ。中4日なので、ペースはちょっと抑えめに努力して1キロ5分45秒ぐらいかな。

気温が高くて暑かった。幹線道路の垣根でサツキ?ツツジ?が多く咲いていた。

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ウィキペによるとサツキって、ツツジ科ツツジ属で、あえて分ければサツキだけれど、ツツジとあんまり違わないらしいと理解したが、実際いまいちよくわからなかった。

2017.08.23

読書感想: あるがままに自閉症です~東田直樹の見つめる世界~

妻から与えられて読んでみた。 自閉症当事者自身が心の内を書いている。 短い文章。シンプルな単語。非常に読みやすい。

お母さまの援助のもと書いていらっしゃると聴いたことがあって、 ある程度、バイアスが入り込む余地はあるとは思うのだが、 著者の障害の度合いに近いと思われる、うちの次男の言動・挙動と照らし合わせて、 「なるほど」と思える内容も多くて、全くの虚構とは思えないかな。

自閉症、発達障害を抱える人と触れ合う機会のある人にとって、有用な情報があるように思います。

あるがままに自閉症です ~東田直樹の見つめる世界~
東田直樹
エスコアール
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本人への告知について言及されているところがあって、興味深く呼んだが、 次男は特別支援学級にあった自閉症関連の本やマンガを読んで自覚しているため、 あらためて告知する必要はない状態。 でも、いつかキチンと説明をしたほうが良いのだろうなとも思っている。

2015.11.01

「ジャイロスコープ」伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの「初文庫オリジナル短編集」。書店の奥で平積みでした。

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2015.10.28

「旅のラゴス」筒井康隆

ふと入った本屋で、平積みされていたのがコレだった↓

旅のラゴス (新潮文庫)
筒井 康隆
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2015.10.24

「陽気なギャングは3つ数えろ」伊坂幸太郎

「陽気なギャング」シリーズ第3弾。九年ぶりだそうですよ。 先日風邪で数日寝込んでいたのですが、布団の中で本屋を徘徊してたら、偶然見つけて即購入。 そもそも続編があるなんて思っていなかったし、ここ数ヶ月リアル本屋をパトロールしていなかったので、自分的には、ハロウィーンにお年玉をもらってサンタクロースと盆踊りしてるような騒ぎです。


陽気なギャングは三つ数えろ (NON NOVEL)
祥伝社 (2015-10-23)
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2015.02.27

アクセラレーション

ソフトウェアにおいて、ある機能を実現するために記述すべきコード量は、年々少なくなってきているはずだ。便利に使えるライブラリなどのおかげ様。

先日から読んでいる「シンギュラリティは近い」によれば(今さらですが)、こういった技術の進歩というのは、加速度的な変化なのだが、数値化せずに一定期間眺めているだけでは、人は「リニアに変化している」と捉えがちなんだとか。

なので、過去の一定期間、ある変化を眺めていたりすると、現在の状況を見誤ることがある。

「以前はこれくらいのスピードで進歩していたから、現在はこれくらい便利になっているだろう」と予測を立てるが、現実はもっと先へ行っている。

過去の変化のスピードは、実際には加速度的であったため、現在のそれは、比べ物にならないくらいに速くなっているのだ。

だから現在の状況を感覚的に理解できないという事態になる。

現在、ある特定の分野に直接関わっていない人が、「これだけのコード量で、こんな複雑な機能を実現できるはずがないよね」と思ってしまうのは仕方が無いことと言えるのだけど、それをうまく理解してもらうのが、専門家としての自分の役目であって、どうしたものかと、もどかしかった。

「今の時代、これくらいのことは簡単に出来ます」ということを、いやらしくなく上手に説明できない自分は、その能力に於いて、あまり進歩していないのかもなと思ったりして、どうしたものかと・・・。


今日の運動:通勤徒歩5キロ+{腹筋+プッシュアップ}×2セット。

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