カテゴリー「映画・テレビ」の24件の記事

2018.01.13

最後の忠臣蔵(2011年、役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ)

最後の忠臣蔵
最後の忠臣蔵
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千種川の上流で育ちましたので赤穂浪士のお話はとても身近に感じているのですが、この映画は初めて見ました。

討ち入り後のお話です。

大石内蔵助さんには京都に女の子が生まれたばかり。子のお名前は可音(かね)さんで、母親、可留(かる)さんは病弱で予後悪そう。そこで蔵之介さんは討ち入り参加予定の孫左衛門さんに「討ち入らないで可音を育ててちょうだいな」と極秘の命令。孫左衛門さんは討ち入りドタキャン。隠れて16年間育てあげ、最終的に京都のお金持ち茶屋四郎次郎さんの若旦那に見初められて玉の輿・・・

というお話なんですが、終盤まで落ち着いたトーンで美しく進みます。 が、私は最後がどうにも受け入れられませんでした。 孫左衛門が切腹しちゃうんですよね。しかも「介錯無用!」と叫ぶので、いわゆる武士の名誉をかけた切腹ではないようです。完全なハッピーエンドであってほしかった。

16才の可音さんを演じる桜庭ななみさんが、めっちゃキレイです。


と、このような感想を持ったのですが、原作の小説では最後の違和感を感じないようになっているようです。

最後の忠臣蔵 (角川文庫)
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2018.01.11

阪神・淡路大震災と「男はつらいよ・寅次郎紅の花」(第48作 1995年)

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「男はつらいよシリーズ」の実質的な最終話。公開の8ヶ月後、渥美清さんは亡くなっている。

プロローグとエピローグで震災当時の神戸(多くは長田区)の映像が出てくるが、中間は特に無関係の話になっている。この点に少し違和感を感じたが、この脚本は山田洋次監督が、長田区でパン屋さんを経営する夫妻からのファンレターから着想を得て描き下ろしたということで、無理矢理「神戸・震災」を付け足したということではないようだ。しかし、撮影当時、既に渥美清さんは肝臓癌が肺に転移しており、監督や出演者は「最後の作品になるかもしれない」と予感していたらしい。過去3作に出演している浅丘ルリ子さんの4回目の出演は、その予感による影響だとか。満男にとってのヒロイン、後藤久美子さんも5回目の出演。 山田洋次監督は50回まで当シリーズを撮るつもりだったらしく、両ヒロインの出演は、ファンの期待に答えるべく、良い落とし所への筋道を描こうとしているように思える。

物語は、1995年の夏が過ぎ、ようやく涼しくなってきた9月頃、震災から復興する神戸のテレビ映像に寅さんが写り込んでいた、というところから始まる。 震災当時神戸にいた寅さんが復興ボランティアをうまく仕切り、行政との交渉役なども買って出て、地域住民に感謝されていたとのこと。

その後、前述のように神戸も地震も関係ない話にシフトする。満男(吉岡秀隆)と、いずみちゃん(後藤久美子)の結婚に関する話と、かつて北海道で出会ったリリー(浅丘ルリ子)と寅さんが奄美大島で同棲している話の2本立て。当然2つの話はうまい具合に交差するし、ファンの期待する方向へ進んでいく。

とまあ、いろいろあって最後に寅さんが神戸長田に戻って大団円。「ご苦労様でした」が渥美清さんの俳優人生の最後の台詞となったそうだ。

あの震災で、いろんな人の姿を見た

自分は当時、三宮からひとつ東隣の町、春日野道のワンルームマンションに住んでいた。

2日前には家内を自分の実家に連れて行き「秋頃結婚します」と報告しており、前日は芦屋で友人の引っ越しの手伝い。夜中に2号線をバイクで帰宅したけど不気味な赤い満月を覚えている。

そして当日5時46分、恐ろしい地響きと激しい揺れで目が覚めた。何もかもが止まっていて、午前中は色んな所の状況確認。

避難所では、怪我していても気丈なお年寄りに感心したけど、食料で争うダメな大人を見て怒りを覚えた。 いろんな事のホントの姿を見た気がした。

今思えば、争っていた大人は自分のためではなくて、家族のために慌てていたのかもしれないが、当時そんな風には思えなかった。身勝手な欲求だけを主張する大人というふうに見えていた。

そこで「自分はどうだ?」と自問する余裕もなかった。まだ半人前だったのだろう。

「みんなこれからどうする?」会議

夕方になり、行き場のない隣人・友人たちと共に、一番近くの小学校へ避難したが、暗くなり始めた頃、近くで建物が大爆発。誰かの持ってるラジオから長田で火災と報道されており、西の地平線が赤かった。そんなこんなで「この辺も危険が危ない」とかいう噂が立って、ひとつ西の小学校まで再避難。そこで校庭に布団を持ち寄って「みんなこれからどうする?」会議を開催したんだ。全員の行き先が決まった後、家内が部屋に置いてった麦チョコとポテチを分けわけして食ったのよ。

「あんたら死んだらアカンで」おばさん

校庭で、星を見ながら布団にくるまり寝転がっていると、おばさんがひとりやってきて、「あんたら、そんなところで寝てると死ぬよ。体育館に入ったら?」と。

しかし体育館は満員で、ご老人や怪我人がひしめきあってる。小学生ぐらいの子どもたちも中に入れず校舎の玄関あたりにいるような状態。「俺らの前に子供ら入れてやって」と頼んだら「あんたら若いもんはちゃんと生きて頑張らなアカンで!」と、指導か叱責か激励かわからない言葉を頂いた。

自分にとっては、少々大げさな芝居がかった言葉に思えたが、まだ世の悲喜こもごもを知らなかったからかもしれない。

PTSDってこういうことか

翌朝、明石の家内の実家へバイクで転がり込んだ。自覚はなかったが家内によると、その時、自分は顔面蒼白、生気が全く感じられなかったらしい。

今でも多少引きずっているのは、地鳴り・地響き・地震に対して冷静な対処ができない事。 軽いPTSDのようなものだと思う。

映画で時空間を共有した

自分にとって、あの震災は、現在の生活とあれ以前の生活を分ける境目になっている。 あのせいで、少し早めにマスオさん的結婚生活が始まった。

寅さんと一緒に神戸で被災し、寅さん以外の「とらや」の皆さんが震災復興のテレビを見ている1995年の9月に結婚式を上げさせてもらった。

満男といずみちゃんも結婚したのか?。寅さんはリリーと上手くやってるんだっけ?とか。 フィクションだけど、前後の震災の映像によって、なにかあの頃、見て感じていたことを共有している気分になってる。

2018.01.10

はやぶさ/HAYABUSA (2011年 竹内結子, 西田敏行, 高嶋政宏)

はやぶさ/HAYABUSA
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このハヤブサ君が戻ってきた頃はツイッターにアカウント作った後ぐらいで、強烈に盛り上がっていたのを思い出した。懐かしい。

科学者を目指す竹内結子さんの挙動不審ぶりはちょっと面白い。 終盤ちょっとセンチメンタルな感じが強いが、まあ現実世界でさもありなんなことでもあるし。 映画としてはまったく許容範囲内。 予算関係のお話は実際もっと過酷だとは思うが、それが中心の話でもないからあまり心配せずスルー。

子供の頃の竹内結子さんが周囲360度にあふれる宇宙の映像に見とれるシーン(馬頭星雲とかバラ星雲とか映ってる)はVRゴーグルで体験したいとちょっと思った。

宇宙オタクたる生瀬勝久さんの「JAXAがNASA超えかぁー」のセリフが感慨深い。 ただ、「やっぱ日本スゴイ」的文脈ではなくて、純粋に宇宙や天文に魅力を感じている人が楽しめる映画じゃなかろうかと。

博士となった竹内結子さんが語る「今生きている命は宇宙誕生の瞬間から延々つながってきたのだ」という感覚は、素粒子物理方面へ傾倒すると、そうなるんだよなと膝を打つ。

そろそろ反射望遠鏡買おうかな。 それともドブソニアン作るかな。 月末には皆既月食ありますな。

天体望遠鏡の作り方 (1976年) (ホビーテクニック〈17〉)
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2018.01.09

たそがれ清兵衛(2002年 山田洋次監督、真田広之、宮沢りえ、他)

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ラストサムライの流れでオススメされたので。 江戸末期の下級武士の苦悩とか幸せって何だっけ?なお話ですね(まとめすぎ)。 殺陣の凄さがスゴイ的なボキャブラ崩壊。決して時代劇的なキレイな殺陣ではなく、ゴツゴツ言っててかなり痛そうなやつ。でもそんなシーンはほとんど無いから安心ですよ。

監督が山田洋次さんで、音楽が冨田勲さん、テーマ曲が井上陽水さんってところで、個人的には、見る前に大好物確定。でも自分が期待するような富田さん的音楽は意識できなかった。内容からすれば当たり前か。エンディングの井上陽水さんの詩と声は素晴らしくてスタッフロールの最後までじっくり見ました(聴きました)。

期待以上の良い映画。書籍も読みたくなってくる。

たそがれ清兵衛
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最後、宮沢りえさんのお兄さんであらせられる吹越満さんがどうなったのか気になった。 吹越さんも、ほとんど笑いを誘わず真剣な演技でしたね。

2018.01.07

ラストサムライ(2003年)トム・クルーズ、渡辺謙、真田広之、小雪

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テレビで一度見た記憶はあるが、全然覚えていなかった。

明治維新後、日本国が近代化へ向かうさなか、1000年の歴史を守る渡辺謙さんが、日本人であることまで捨てようとしてんじゃないの?!と抵抗していて、それにトム・クルーズさんが巻き込まれるという筋書き。

トム・クルーズさんは、母国アメリカでネイティブアメリカンとの戦いなども経験している名将だけど、理不尽な命令や殺戮によって、いわゆるPTSDに苛まれていたんだね。法外な報酬を提示されて、日本にきちゃって渡辺謙さんに捕まっちゃう。

明治初期の西南戦争がモデルになっているらしいけど、同じモンゴロイドであるネイティブアメリカンと日本のサムライの対比という点も少し考えるものがあった(物語の上では直接的な関係は無いけど)

総じて日本の描き方に大きな間違いはないけど、農村部での人口密度が高すぎると感じた。フィクションだとわかっているけど、それでも人が多すぎる。

一瞬出てくるニンジャには日本人として違和感たっぷり。しかし、Wikipediaによると、時代考証的な間違いは承知の上で、それでもニンジャを撮りたかったと。アメリカの映画なので仕方がない。

小雪さんがトム・クルーズに鎧を着せるところのシーンはちょっと興ざめ。こういうのも入れなアカンのは理解するけど、下世話だなと感じました。

まー、興行成績も優秀で、日本の俳優さん大活躍なんで見るといいよ。

2018.01.06

デイ・アフター・トゥモロー(2004年)

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DVD持ってるが、今やアマゾンプライムで無料で見れる。通算4回目の視聴になる。 「ニューヨークに大寒波」ってニュースもあって、久しぶりに見る気になった。

映画自体は、SFパニック映画の部類。しかし内実は、科学、家族、国家、勇気、友情、恋、別れなど結構いろんなテーマが描写され、少し焦点がぼやけている感もありますが、その分スピード感が出ているのか、飽きずに最後まで一気に見れる良い映画。

取って付けたような「東京に雹が降る」シーンについては、従来は違和感しか感じなかった。 しかし、昨年7月にホントに東京に雹が降ったというニュースを覚えていたから「なんだか現実が映画に寄っていってるのかな?」的な印象も。

2017.12.22

ツール・ド・フランス2015 オフィシャル・ドキュメンタリー 23日間の舞台裏

こちらも突然オススメされて流れで視聴。

2015年のツール・ド・フランスの舞台裏。三週間のフランスまるまる一周レースを、複数の人物に焦点を当てながら、それぞれの三週間を同時進行的に描いている。

キャラバン隊で車上からソーセイジを振りまく女子大生、最後尾のリタイヤ選手の回収車の運転手とコミッセール、10年かけてツールを誘致した市長さんとか。

主役がアルノーと表記されているけど、あくまでも上記の方々と同等の扱い。 選手代表として登場している感じだろうか。

途中、ゴールシーンはカベンディッシュやフルームで、フランス人は出てこない。しかし、ベルナール・イノーさんやあの男前の実行委員長など(名前忘れた)も登場しますね。

レース中の美しい空撮の風景や、目を覆いたくなる落車シーンなど、捉えるべき風景を捉える現場の努力も描かれている。

フルームさんの薬物陽性反応も気になるこの頃ですが、まーなんせツールはやっぱり凄いすわ。美しいです。

ジロディタリアのこういうのも見たいかも。

APPLESEED (2004年)

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たまたまオススメされたので、恥ずかしながらこの作品の存在とかを含めて、なんら事前知識なく横目で視聴。

SFは大好物だけど、この方面には全く疎い。でも、流れや設定はスムーズに理解できて楽しめました。

レイ・ブラッドベリや小松左京の一部の作品の、あの独特の消化できないモヤモヤが心の隅に延々残る読後感とはちょっと違って、あっさりしてるという印象。

ブレードランナーを思い起こすようなシーンもあって「おお!」と・・・。

2017.12.15

The Last Of Jedi

出勤すると我が社の若手が「今日からスター・ウォーズですよ」と教えてくれた。 てことで、今夜はやっぱり寅さん見ずにスター・ウォーズ。 昨日に続けばエピソードⅤだがなぜかDVDを認識しなくて仕方なくⅥを見る。。。。

まー相変わらずヤムヤムでウィキウィキな感じなのだが、実際エピソードⅣの次にこのⅥが好きだなと感じました。

物語の密度が高い気がする。エピソードⅠで始まったアナキン・スカイウォーカー改めダース・ベイダーにまつわる一連の物語が完結するところなのでそういうものかと。

レイヤがルークの妹で、ベイダーが父であると確定するけど、これはエピソードⅢの話を知らないからこそ機能する仕掛けですね。そういう意味でも、1から6まで順番に公開されていると、6の驚きはほとんどないねと。ヤムヤムでウィキウィキだけになってしまう。

ところで中盤(ヨーダがルークに話していたところかな?)で「The Last Of Jedi」 ってセリフがありまして、「おおっ!本日公開『最後のジェダイ』に繋がってるの?!」と夜中にひとりで色めき立ったが最新作は「The Last Jedi」でちょっと違った。

スター・ウォーズって基本はエンターテイメントだけど、「父と子」、「善と悪」といった古典的テーマが全体を覆っているけど、「フォースの覚醒」以降ちょっと曖昧になってない?て心配がちょっとある。 これが自分の中で最新三部作に対して、あまり盛り上がらない理由なのかもしれない。

2017.12.14

SWエピソード4

12月は寅さんの合間に、音声・字幕とも英語でスターウォーズを視聴中。 ほとんど英語が聞き取れなくて、かなり慌てているのだが。

ところで、この約40年前の映画に、駅などにある通り抜け型のエレベーターが描かれていたようで驚いた。 中盤、デススターに捉えられ、ストーム・トルーパーになりすまして手錠をはめたチューイを連行する箇所。エレベータが到着した時、ルークとハンが乗り込んできた側のドアに向かって一歩踏み出すが、実は逆側のドアが開くという。クスッと笑えましたが、当時からあったのでしょうか。

あと「たられば」ですが、終盤のデス・スター戦、ハン・ソロが戻ってきて、ルークをまさに撃とうとするダース・ベイダーをデス・スターから弾き飛ばすのだけど、もし彼が戻ってきていなければ、ベイダーは直後にルークが破壊するデス・スターと運命をともにしていたのでは?、、、ま、ルークが撃ち落とされたり一緒に離脱する可能性もあるけど。

まあ、現実世界でもそういった行き違いはあるわな。

さらに当時のハン・ソロが、カイロ・レンによく似ている(逆だけど)。頬のあたりとかね。やはり親子だったのだな。

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